土地選びのワンポイントアドバイス 15
2024年09月29日
一般のお客様には教えたくない・・・土地の値付けについて
今回は超ラッキ~!
知る人ぞ知る伝説の見付太郎 復活の回です( ´∀` )
今回の登場人物
僕(良地得太郎 35歳)・妻(夢見子 31歳)・息子(家継 4歳)
土地選び案内人(たまたまご縁不動産 見付太郎 54歳)
正式な読み方は『みつけたろう』 あだ名は『みっけたろう』
見付太郎「土地の売却希望価格は売主様の想いや物件を取得した経緯、又は価値観(購入した当時の価格など)により決定されることも多くあります。もちろん相談された不動産業者は査定時にプロとして現時点での一般的な相場やその物件自体の状況から判断し妥当と思われる価格はアドバイスしますが、売主様との打ち合わせの結果、必ずしも査定通りの価格で値付けされているわけではありません。それゆえ当社から見て明らかに売りづらい物件(理由はともかく売主の売却希望価格が高く、当社の評価する売買妥当価格とのギャップが大きい場合など)は広告掲載料が必要なインターネットや折り込み広告はせず、来店や現地看板の問い合わせがあった時のみに紹介する場合もあるのです。私から見れば『一般的に売れそうもない物件』ということです。ですからなるべく経費を掛けず売却したいと思うのです。
売主様も相場とのギャップがあるのは承知の上で売却依頼しています。『特に急ぐ必要はないから、いい条件のお客さんがいたら紹介して下さい』というレベルですから問題ありません。もちろんこれらの物件に問い合わせがあった場合、なぜ相場より高いのかの説明はさせていただきます。両手で仲介手数料を目指す不動産仲介業者としては『売主様&買主様、双方納得の取引をお手伝いする』が当たり前ですから高い理由を了承した買主様は成約となります。
また『相場レベルの価格で交渉できれば買いたい。』とおっしゃっていただければもちろん交渉もさせていただきます。
ただし中には交渉が一切できない物件もあるのも事実です。その時はきちんとそのようにお伝えいたします。」
僕「土地の価格交渉って結構できるものなのでしょうか?」
見付太郎「物件によりますが可能です。これも売主様との交渉なので一概にいえませんが、早めに売りたいと思っている売主様の場合は交渉の結果、お値引き(指値)が通る場合も結構あります。また私もインターネットでは見つけられなかった他業者物件をたまたま現地で発見する、または問い合わせした不動産業者がインターネット等に広告していない『ちょっと売りづらい、または苦戦している物件』を紹介してくれる場合もあります。不動産業者としては経費と売りづらさを考慮しインターネットサイトで広告していないだけの場合もありますし、高齢の不動産業者の取り扱い物件でも同じようなことがあります。しかし、たまたまその物件のあるエリアで探していた買主様にとっては『インターネットに載っていない掘り出し物件』と勘違いしてしまうこともあるかもしれません。その物件が買主にとって『買っていい物件』なのか『買ってはいけない物件』なのかは、やはり信頼できるパートナーに相談する、見てもらうことが大事です。」
僕「確かに・・・本当にそうですね」
見付太郎「ちなみに当社は仮に自社物件に飛びついて購入しそうなお客様でも、必ず一旦引き止めていますからご安心ください。と言うより『この土地買います』と言って申し込み頂いたとしても1週間も経たないうちに『後からいろいろ考えたけどやっぱりやめます』と言われる方が辛いのです。当社はともかく売主様を相当がっかりさせてしまいますので・・・。
正式にお申込みいただく前に私からは少なくとも安易にキャンセルできない事等、様々なリスクもお話させていただいた上でご判断いただいております。